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花をいけることで人々の心を救ってきた華道家元池坊の初代・池坊専好の姿を描く、鬼塚忠の同名原作の映画化『花戦さ』(2017年6月3日公開)。本作の京都関係者試写会が、T・ジョイ京都(京都市内)で実施され、出演の森川葵、和田正人、監督の篠原哲雄、次期家元・池坊専好、門川大作京都市長が舞台挨拶を行った。

圧政で町衆を苦しめる天下人・豊臣秀吉に、武力ではなく花の力で戦った初代・池坊専好。次期家元・池坊専好は、「人の心を動かす生け花作品。大きく世界を変えることが出来ると確信しています」と、約400年に渡って眠っていた華道家元池坊の伝説が映画化された喜びを語った。

映画にも出演しているという門川京都市長は、「埋もれていた史実を基にドラマが作られている。生け花の力を発揮していこうという気持ちに、感動しています」と一足早く本作を鑑賞した感想を口にした。

専好によって閉ざしていた心を開いていく天才絵師・れんを演じた森川葵は、「撮影のときに泊まったホテルの雰囲気が、暗いなと感じていたんです。そのことを次期家元・池坊専好先生にお話したら、『お花を飾ってみたらどうですか』と言われ、(撮影でいけた花を)ホテルに持って返ったら、それだけで部屋の雰囲気が変わったんです。花の力は、すぐ身近なところで感じることができるんだなと思いました」と気分が晴れやかになったという。

専好の弟弟子・専武に扮した和田も、「花の力という言葉が映画の中で何度も出てきます。僕は、いろんな人種、身分を取っ払って、みんながひとつになれるのが、花の力だと思います」と本作の重要なキーワードについて話した。

そして最後に篠原監督は、「秀吉のある意味、横暴な権力に対し、花の力で静かに戦っていく専好さん。花をいけることが、世の安寧に繋がっていくことを、描けたと思います」と自信をもってPRした。

映画『花戦さ』は2017年6月3日より全国公開
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田辺 ユウキ
田辺 ユウキ
1979年生まれ。関西を拠点に映画評論家としてレビューやインタビューの執筆ほか、また映画と音楽のプロモーターも務める。2014年に大阪市映像事業「CO2」プロデューサー就任。「大森靖子映画祭」「いずこねこ 最後の猫トーク」などイベント企画も行う。