とにかく日本人は富士山が大好き。実は、室町時代にその富士浅間神社を勧請し、富士山のご祭神「木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」をお連れしたと言う山が、東京にあります。
その名の由来も、高天原(たかまがはら、天上の世界のことだが、時に富士山のことも指す)から連なる山々の尾にあたると言うことからきているという、高尾山。つまり、高尾山に詣でれば富士山に登ったのと同じご利益がある、ということで、江戸の人々にも大変な人気があり、高尾山の講中だけで100を超えていたほどだそうです。
そこで今回は、下町を飛び出して、江戸町民の気分で高尾山に登ってみよう!・・・と思ったのですが、そう言う意味では私、昨年の夏に本家(?)である富士山に登っちゃったし、高尾山だってケーブルカーやリフトができてすっかり楽して行けちゃう様になってしまっていて、それじゃあなんだか苦労や達成感が足りない分、昔の江戸っ子への共感もご利益も半減してしまわないだろうかしら・・・なんて思っているところ、これだぁ!というイベントに出くわしてしまいました。
くくのち学舎で開催している「里山伏講座実践編」。
これは、山形にある羽黒山の山伏である星野尚文さんを招いて、山伏の作法で高尾山に登るろうと言うもの。
今やミシュランガイドにも乗っちゃう程の世界的観光地である高尾山ですが、古来、修験道の道場としても知られてきた謂れのある山なのです。それは、高尾山薬王院の本尊が薬師如来と「飯縄大権現(いづなだいごんげん)」という烏天狗の姿をした神仏習合の神であることからも伺い知ることができます。