日本一遅いジェットコースターに乗って(あらかわ遊園編)

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 膝に座らせた息子のサンダルが隣のおじいさんの足に当たって叱咤され、平謝りしながら下車したのは都電荒川線『荒川遊園地前』停留所。ここから徒歩3分で目的地『あらかわ遊園』に到着する。

息子は、メインゲートまで続く遊歩道の滑り台や、プールから聞こえてくる賑やかな子どもたちの声に、すでにテンションMAX。私は券売機の横に立っていたお姉さんにアドバイスをもらって、大人と未就学児の入園料+のりもの券(1枚100円)16枚1,300円のセットを買って、初めてのあらかわ遊園へ。

 ゲートを入ってすぐ左手、冷房キンキンの『下町都電ミニ資料館』で給水し、飛び出した息子を追いかけて『のりもの広場』へとやってくると、そこここの遊具からデジタルのピコピコした音楽や、聞き慣れたアニメのキャラクターの声が聞こえてくる。

危険!危険すぎる。のりもの券を使って乗る観覧車やメリーゴーランドだけでなく、よくデパートの屋上なんかにある、小銭を入れて動かす電車やバスの遊具があちこちにあるのだ。早速息子はドラえもんの海賊船に乗り込んだ。

「あのね、でもね」と下船の説得を試みたが、粘り負けを喫してしまった私は両替機から大量の100円玉をジャラジャラと受け取った。そのうちの2枚が早速ドラえもんの懐に落ちていった。激しい違和感。周りにはこんなに楽しそうなものがたくさんあるというのに、なぜいきなりこれなのか。不服な母を尻目に、息子は至極ご機嫌にボキャーンと大砲をぶっ放した。

 次こそは遊園地らしいものに乗ってやるぞと思い、のりもの券を握りしめ、メリーゴーランドへと息子を誘導した。ちょっとウキウキの母。中に入ると息子は「お馬さんに乗りたい!」と言う。「いいよ?」と脇をヒョイッと抱えて白馬にまたがらせてみた。