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本能と理性の戦い。
様々なことに於いてこの葛藤はつきものだ。
どっちを選んでも後悔してしまうのではないだろうかというほど、正しい判断はいつもなく、そして常にこの二つは隣り合わせにある。

わたしがついこの間まで出演していたミュージカルの作品は、これがテーマでもありましたが、『本能に従い、誘惑に誘導されろ。』というような言葉を囁かれるシーンがあります。この言葉を聞くたびに、このわたしがこの言葉に従うととんでもないことになるなと思うわけです。

昔から本能を選択することの多いわたしは、最近では理性で物を選ぶように努力しているわけで。自分の直感を信じることは大切かもしれませんが、それが全て自分自身、あるいはそれに関わる他人にとって結果幸せになるわけではないだろうという思いからです。

例えば恋愛に関しても、本能というものは燃えに燃え、激しい思いが事実や現実から遥か離れて自分の中で架空の真実を作ろうとする傾向があります。冷静になれば選ばない選択も、熱くなった心は迷いもなく選んでしまいます。冷静になれないのが恋愛ですけども。

ほんのしたキッカケで誘惑に導かれて、それがこんなにも長引くなんて。
曲者です。誘惑というものは厄介です。

なぜ【誘惑】と呼ぶのか。
“すごく惹かれるけどもそれについて伴うリスクがある” から。
人間、楽して、楽しいことだけで心満たしたいものです。

例えば、食べることに関して。ダイエットがいい例えですね。ほぼダイエッターと名乗っても過言ではないわたしは、何度もこの誘惑と戦ってきました。負けたことも勝ったこともあります。ただ結果、負けても勝っても、ついてくる事実、例えば物理的な体の変化、周りの反応は違えども、それによって得られたものって、その誘惑という大きな敵との激戦と直結していないように感じるのです。

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ソニン
ソニン
1983年高知県生まれ。2000年歌手デビューし、2003年には「高校教師」(TBS)で女優の活動を開始。舞台や映画に活動の場を広げ、現在に至る。