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 この連載コラムで、幾度となく“夢”について語ってきたが、実はここ最近、今までとはまた違った観点を持つようになったのです。

基本、現実を見て理想を立てる人なので、夢というような括りまでには至らない理想を組み立てていました。

 そもそも“理想”というもの自体にもあまり期待していない。つまり叶わなかった時の自分の擁護のためかもしれないが、とにかく実現性のない期待は持たないという思考が私の癖であったのだが、それをぶち破ったような行為を最近行っていることを自覚している。

 そのきっかけというのは、確実に欲しいものが現れたからだ。今の私では難しいことかもしれないが、不可能なことではない。傷つかない保険の方を選択するのではなく、確かなる幸せである方を取得した自分を明確に想像し、その時の幸福に満ち溢れている自分の感覚まで思い浮かべる。これが俗に言う、“妄想”なのかもしれない。

女性は現実主義者で、男性の方がロマンティックで妄想をよくすると言われているが、今まさに私は、男性寄りの夢の描き方をしているのかもしれない。

 昔よく母親に言われたものだ。「達成させたい夢を明確に描きノートに書き込むと必ず叶う」と。さすがにノートにまで書き込んではいないが、書き込むと確実に達成率があがると統計学の結果を突きつけられたら、すぐにでも専用のノートでも買って書き込み出すかもしれないほど、今の私は《可能な限りその欲しいものを手にした自分を妄想しまくる》手法を頻繁に行っている。

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ソニン
ソニン
1983年高知県生まれ。2000年歌手デビューし、2003年には「高校教師」(TBS)で女優の活動を開始。舞台や映画に活動の場を広げ、現在に至る。