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「このマンガがすごい!」に3年連続でランクインするなど、高い人気を誇る同名漫画を映画化した『僕だけがいない街』(2016年3月19日公開)。先日、大阪市内にて完成披露試写会が実施され、藤原竜也、有村架純、平川雄一朗監督が舞台挨拶を行った。

本作は、「時間が巻き戻る」という不思議な現象に巻きこまれた主人公が、現在(2006年)と過去(1988年)の二つの世界を行き来しながら、ある連続誘拐殺人事件の真相に迫っていくミステリー。

『デス・ノート』『カイジ』など様々な漫画原作のキャラクターを演じてきた藤原は、「漫画の場合、飛躍(的な表現)があるので、それを受け入れて読むことができます。でも映像にする際、(漫画では語られない)行間を埋めるというか、芝居をやっていて、腑に落ちないところをしっかり埋めていく作業が大変なんです」と、「映像化不可能」と言われる原作を実写で表現することの苦労を語った。

有村も「現実ではやらないような動きを、どうやってやれば良いのか、その気持ちの流れをつかむのが難しかったです」と言う。しかし「竜也さんの存在が大きかったです。ストイックなのですが決して近付きがたいわけではなく、スマートで紳士的。一緒にいてすごく楽しかった」と藤原のサポートが大きかったようだ。

一方、藤原も「僕は実は緊張しがちで、(役をつかむまで)スロースターターなのですが、架純ちゃんが自然体で隣にいてくれたおかげで、僕の気持ちを引っぱってくれた。立派な大人の女優さんです」と絶賛した。

平川監督は「竜也君はオンとオフの切り替えがすごい。架純ちゃんとも『何なんだろう』と言っていたくらいです」と、藤原の芝居時と普段のギャップに驚いていた。

そして舞台挨拶の最後に、藤原は「大切な人を守るために、正義を持って行動する人たちの姿を、温かい目で観てほしい」とPRした。

映画『僕だけがいない街』は2016年3月19日より全国公開
◇公式HPはこちら


取材/文・写真 田辺ユウキ(映画評論家)

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田辺 ユウキ
田辺 ユウキ
1979年生まれ。関西を拠点に映画評論家としてレビューやインタビューの執筆ほか、また映画と音楽のプロモーターも務める。2014年に大阪市映像事業「CO2」プロデューサー就任。「大森靖子映画祭」「いずこねこ 最後の猫トーク」などイベント企画も行う。