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吉本興業が初めて海外映画の国内配給をおこなった『マクベス』(公開中)。その公開を記念して、大阪市内でPRイベントが開かれ、本作の題材になぞらえて吉本新喜劇が「吉本新“悲”劇」になりかわった。

『マクベス』は、『ハムレット』『オセロ』『リア王』に並ぶシェイクスピアの四大悲劇のひとつ。『スティーブ・ジョブズ』のマイケル・ファスベンダー、『エディット・ピアフ 愛の賛歌』のマリオン・コティヤールをキャストに迎え、中世ヨーロッパを舞台に、野心と欲にとりつかれた男・マクベスとその妻レディ・マクベスの模様を描いている。

イベントには吉本新喜劇から内場勝則、未知やすえ、池乃めだか、高井俊彦、酒井藍が登場。実生活で夫婦である内場と未知は、マクベス、レディ・マクベスに扮し、
「(夫として)マクベスに感情移入がしやすかったです。『この役、できる』と思いました」(内場)、
「最初は奥さんがたずなを引いているが、最後は女性の弱い面を見せる。あのシーンは悲しかったです」(未知)
とそれぞれの立場から映画の感想を語った。

また、「シェイクスピア悲劇」にちなんで、「悲しかった話」についてトークを振られた酒井は、
「ある男性とデートをしていたのですが、大きな仏像があるとか、大きなナマズが見られるとか、“大きなもの”がある場所にばかり連れて行かれた」ということで、自分のぽっちゃり体型を気にして別れを告げたとのこと。
一方、池乃もタクシーに乗車中「僕の身体が小さくて、(運転手が乗っていることに気づかず)お客を乗せるために止めようとされた」と体型にまつわる悲しい話を披露。
高井は、2歳になる息子と「アンパンマンミュージアム」に行ったとき「バイキンマンを見て、『パパ』と言うのが悲しかった」とビジュアル面での傷心を告白。

劇中、マクベスが謎の魔女から未来を予言されるということ、『マクベス』応援隊のもうひとりのメンバー、占い芸人・アポロン山崎が、内場&やすえの今後について「やすえさんは、旦那さんからいろいろな形で助けてもらっているので、感謝している。でも内場さんは、『昔はかわいかったのに、頑固な女になったもんやで』と思っている」という占い結果が。未知は「ほんまにそう思ってんの?」と内場にマジギレで詰め寄った。

映画『マクベス』は全国公開中
◇公式HPはこちら


取材/文・写真 田辺ユウキ(映画評論家)

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田辺 ユウキ
田辺 ユウキ
1979年生まれ。関西を拠点に映画評論家としてレビューやインタビューの執筆ほか、また映画と音楽のプロモーターも務める。2014年に大阪市映像事業「CO2」プロデューサー就任。「大森靖子映画祭」「いずこねこ 最後の猫トーク」などイベント企画も行う。