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ミステリー界の巨匠・島田荘司の大人気シリーズを映画化した『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』(2016年6月4日公開)。その完成披露試写会が大阪市内で開催され、玉木宏、広瀬アリスが舞台挨拶を行った。

本作は、愛媛県の小さな島に漂着した6体の身元不明の死体の謎を、脳科学者・御手洗潔が解明していく物語。テレビドラマ版から主演を務める玉木は、島田荘司から「御手洗役を玉木宏さんがやるなら映画化OK」と指名を受けての登板。「島田さんが35年間、命をかけて書いてこられた原作を映画化するということで、プレッシャーがありました」と責任の重さを感じながら、役を自分のものにしていった。

広瀬が演じた編集者・小川みゆきは、原作には出てこない、映画のオリジナルキャラクター。「よく喋るところが私と似ています。あと、根っから空気が読めないところも同じです」と共通点を語る広瀬に、玉木は「大分(自分を)抑えてみゆきを演じていると思う。(広瀬は普段)もっとうるさい」と暴露。「違いますよ!」と広瀬は先輩俳優にもの申した。

ちなみにふたりにとって大阪は、仕事でゆかりの深い場所。NHK連続テレビ小説『あさが来た』で大阪に11 か月も滞在していた玉木は「自転車でスーパーに買い物に行っていた。キムチコーナーのスペースがすごいですよね、コーナーが確立されている」と東京の違いに驚き。一方の広瀬は「大阪の商店街で食レポ(グルメリポート)をやったとき、“バン”と(銃を撃つ真似を)やったら、みんな本当に倒れてくれるんです。そのレスポンスがすごい」とことらもカルチャーショックを受けたという。

闇の中にある真相の手がかりを見つける、御手洗たち。緩急をつけた物語が見どころとなっており、広瀬は「シリアスで緊張感のあるシーンが多いですが、私はコミカルな役なので、くすっと笑ってください」、玉木は「(展開が)スピーディーなので、置いていかれないように。御手洗に翻弄されて、この映画の世界を堪能してください」とプッシュした。

映画『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』は2016年6月4日より全国公開
◇公式HPはこちら


取材/文・写真 田辺ユウキ(映画評論家)

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田辺 ユウキ
田辺 ユウキ
1979年生まれ。関西を拠点に映画評論家としてレビューやインタビューの執筆ほか、また映画と音楽のプロモーターも務める。2014年に大阪市映像事業「CO2」プロデューサー就任。「大森靖子映画祭」「いずこねこ 最後の猫トーク」などイベント企画も行う。