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《ソニンといると安心する。》
そう何度今まで言われた事か。

「あなたのお母さんじゃないんですけど」と言いたくなるほど。
一人の人物にではなく、様々な人物に。
新しく出逢う人にも、決まって、毎度。

安心されるって良い事なのかもしれないが、そんなつまらない人物じゃない、刺激も与えられる人物のはずなのにって私はなんだか複雑な気持ちになりどこか悔しい思いもした。

そういう思いからなのか、人に“頼りにされる”事が私はあまり好ましくない。

昔は信頼している、もしくは信頼したい人に、頼りにしていると言われたときには、この上ない喜びを感じたけれど、この信頼されるというポジションが果たして幸福をまねくのかというと、そうではない気がして、ここ何年かは、その言葉に手放しで喜ぶ事はなくなったように思える。

もしかしたら、“頼られる”という重役を自分が担うのではなくて、相手を信じたいと“他人に頼る”事が自分に必要なのではないかと思い始めたりもした。
自分でやってしまえば早いし納得がいくのだろうけど、やはり信頼関係というものは、お互いが頼れる環境にないと成立しないのかもしれれない、と。

例え最初から信頼できると思っていなくても、信頼したいとそう相手に示し、自分の心もそういう態勢で常に居る事によって、相手にも伝わるのかもしれない。

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ソニン
ソニン
1983年高知県生まれ。2000年歌手デビューし、2003年には「高校教師」(TBS)で女優の活動を開始。舞台や映画に活動の場を広げ、現在に至る。