このエントリーをはてなブックマークに追加
クリックして拡大

巴亮介原作の同名漫画を映画化した『ミュージアム』(公開中)。その大ヒットを記念して、梅田ブルク7(大阪市)で舞台挨拶が行われ、主演の小栗旬、監督の大友啓史が登壇した。

本作は、雨の日に発生する連続猟奇殺人事件と、カエルのマスクを被った犯人・カエル男を追う刑事の姿を描くスリラー映画。この日の舞台挨拶は午前9時30分からスタートということで、小栗は「朝から観るような話ではないですが」と、まず刺激の強さが話題となっているストーリーについて触れた。

撮影は大阪でも行われ、特に小栗は、重要文化財に指定されている中之島図書館でのロケが印象深かったとのこと。小栗は、「(自信が演じた刑事・沢村が)テンパって、モノに当たるシーンがあるんです。大友監督からは『何をやってもいい。好きに感情をぶつけてくれ』と言われたので、テストのときに棚を思いっきり蹴飛ばしたら、美術スタッフから『借り物なので、蹴らないでください』と注意されたんです。全然、好きにやれなかった(苦笑)。結局、棚ではなくテーブルを蹴っています。明らかにそれが分かるシーンがあります」というエピソードで笑いを誘った。

不気味なビジュアルのカエル男を演じたのは、妻夫木聡。NHK大河ドラマ『天地人』(2009)以来の共演となる。小栗は、「映画の中では、妻夫木君は僕に執着するキャラクター。だから、『小栗を愛するところから始めるね』『(カエル男の沢村への執着は)愛でしかないね』と言われていました。ただ、妻夫木君はこの前、『怒り』という映画で綾野剛とそういうシーンもあって、(役作りのために)一緒に暮らしていたそうなので、それを考えるとちょっと…」と妻夫木からの猛アプローチに若干、困惑気味。

大友監督も、「ホントにラブだよね。カエル男は、沢村を追いつめることに快楽がある。僕たちが見ていても、気持ちが良いですね」と二人の関係について意味深なコメント。

舞台挨拶の終盤には、カエル男も登場。小栗は、「(カエル男の)写真を撮っても良いですよ。あと、僕らも写っても良いので」と異例の写真撮影OKを出すと、この日一番の歓声があがった。

映画『ミュージアム』は全国公開中
◇公式HPはこちら

The following two tabs change content below.
田辺 ユウキ
田辺 ユウキ
1979年生まれ。関西を拠点に映画評論家としてレビューやインタビューの執筆ほか、また映画と音楽のプロモーターも務める。2014年に大阪市映像事業「CO2」プロデューサー就任。「大森靖子映画祭」「いずこねこ 最後の猫トーク」などイベント企画も行う。