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約6年に渡り、家を持たない生活を送っているファッションフォトグラファー、マーク・レイに密着した映画『ホームレス ニューヨークと寝た男』(公開中)。本作の舞台挨拶がシネ・リーブル梅田(大阪市)でおこなわれ、マーク・レイが登壇した。

現在57歳のマーク・レイは、華々しいファッション業界の第一線で活躍する一方、ニューヨークにある雑居ビルのアパートメントの屋上でホームレス生活をしている。現在は日本での就職を目指し、クラウドファンディングを活用して資金集めを実施中だ。

観客から「なぜ日本で就職したいのか?」と尋ねられると、「国際的に仕事をしたいからです。特に、日本はこの映画をロードショー公開してくれた、初めての国。私はカメラマン、モデルなど公の場に出る存在ですが、そんな自分を日本の人たちは受け入れてくれることが多い」とかなり日本が気に入っている様子。

過去にも様々な職務経験があるそうで、「サイドビジネスでパーティーの給仕をやっているのですが、単なる有名人だった頃のドナルド・トランプのパーティーで仕事をしたことがある。あと、映画『メン・イン・ブラック』にも小さな役で出たことがあるんです。ウィル・スミスが同じ台詞を何度も忘れ続けていたら、監督に『もっとたくさん映画に出られるようになれば、忘れなくなる』と言われていました(笑)」と現アメリカ合衆国大統領やハリウッドスターとの“共演”を振り返った。

「今回の映画は、ホームレスというものをいろんな意味で描いている」というマーク・レイ。映画にちなんだオフィシャルハンドブックも発売中で、「この本の中には、私が屋上から撮ったニューヨークの写真も載っています。この本を買ってくれたら、ヒッチハイクでアメリカに帰らなくてすみます」とジョークで笑わせた。

映画『ホームレス ニューヨークと寝た男』は全国公開中
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田辺 ユウキ
田辺 ユウキ
1979年生まれ。関西を拠点に映画評論家としてレビューやインタビューの執筆ほか、また映画と音楽のプロモーターも務める。2014年に大阪市映像事業「CO2」プロデューサー就任。「大森靖子映画祭」「いずこねこ 最後の猫トーク」などイベント企画も行う。