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《賢くて仕事をものにする人は、押しが強いだけではない。》

ただいま帝国劇場で絶賛上演中の”ビューティフル”で私は、作詞家のシンシア・ワイル役を演じているのだが、彼女がその典型的な人間ではないかと、感じている。

劇中での彼女は、作詞家としての仕事を得るために、プロデューサーのところに行っては、アピールの上手さでたちまち仕事に結びつけるのだ。

このシーンの難しさは、一見すると押しが強いだけの女性になりがちな流れなのだが、ただただ押しが強いだけではないというところ。仕事をゲットするため彼女の鋭い感性や判断があってこそということを伝えられるかだと思っている。

プロデューサーとのやり取りで、言葉で相手を負かし、結果、彼女の”作詞家”という技術を魅せる事が出来たということ、そして、スキルや運を持ち合わせていた上に、自分のアピールの仕方を知っていたから。

だが、私はここで、普段生きる上で、また仕事をして行く上での、ヒントを見つけた。 それは”自分のアピールと共に、相手にどれだけメリットがあるのかを認識させるか”だ。そういう事も含めた、”アピールの仕方”について、考えてみたい。

ニューヨークに1年半住んでいた時期、私は、様々な学校に行って学んでいる中、オーディションを受けたりもしていた。勿論、日本でも受けた事もあるが、ニューヨークでは、本当に一からの事で、まず異国の地で何からアピールしたら良いのかもわからなかった。

実のところ、ニューヨークでのオーディションを語れるほど受けてもいないし実際受かったものもないわけだけど(ニューヨークでは俳優組合や人種など様々な問題もあるため一概に日本と同等に比べられないところもあるが)、明らかに、日本での俳優とニューヨークの俳優の違いを感じた事がある。

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ソニン
ソニン
1983年高知県生まれ。2000年歌手デビューし、2003年には「高校教師」(TBS)で女優の活動を開始。舞台や映画に活動の場を広げ、現在に至る。