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「いつか誰かが迎えにきてくれる」
という思いは、正しかった

「人生最高の年」は、これからも続いていきそうですか?

ROLLY  それはわかりません。でも、さっき言ったように、もし悪いことが起こったとしても、いいときは必ずやってくるんだから、必要以上に悲観する必要はないと思っています。
 これはまた別の話になりますが、かつて僕は有名な霊能者の方から「亡くなった兄弟がいる」と言い当てられたことがあるんです。その方が言うには、兄は弟の僕とずっと二人三脚で生きていて、自分がやりたかったことを弟の体を使って実現しようとしているんだと。
 その話を母にしたら、叔父が生前の兄の姿を撮影したという写真を送ってくれました。見ると、写真の中で3歳くらいの兄がギターを持って、ロックスターのようなポーズをとっているではないですか。
 兄の存在は僕にとって、ずっとコンプレックスでした。「あの子は明るくて、頭がよくて、やさしい子だった。それに引き換え一雄はヘンタイで…」という目で見られるたび、「いちばんかわいかったころに亡くなった兄に勝てるはずないじゃないか!」と絶望的な気持ちになったものです。ところがその写真を見たとき、心の中のわだかまりがスーッと消えていくのが感じられました。

 そうか、僕は兄の分まで生きているんだ。もしかしたら、ミュージシャンになったのも、俳優として役を演じたり、タレントとしてテレビに出たりしているのも兄の夢をかなえるためだったのかも。弟の一雄本人は、ごくごく平凡な電器屋のせがれに過ぎないのかもしれない。いや、まてよ。むしろ、兄と一心同体だからこそ、僕はこんなにいろいろなことをやれているのでは?
 そんな風に、いろいろな考えが浮かんできました。「いつか誰かが迎えにきてくれる」というのは、勝手な妄想だったのではなく、僕を正しく導いてくれる予感だったのかもしれません。そう考えてみると、これからどんな出来事が僕を待っているのかと、とてもわくわくした気分になるんです。

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