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《私にはどう直そうとしても慣れない事がある。方向音痴と褒められる事だ。》
今日は後者について語りたい。

『その服可愛いね』『今日のメイク素敵ね』といった日常誰もが受けそうな賞讃に対して、あなたはどう返しますか?

おそらく理想的な返し方は「ありがとう」と感謝の言葉を先に延べ、次に「そんなことないわ」やら「変化に気づいてくれて嬉しいわ」やら、謙遜や相手をたてるような返しをして、最後に「あなたの方こそ素敵じゃない」と相手の事も褒めて返すと、パーフェクトといったところだろうか。

それが、私には出来ない。
わかっているの、毎回反省するの。

でも褒められると照れくさくて、もしくはその人の褒め言葉をまともに受けて舞い上がってはいけないという感情が働き、素直に「ありがとう」という言葉が出て来ない。

即座に出てくる言葉は、「これ、あそこで買ったお洋服だよ」なんて、“その褒めた言葉を真に受けるべきではなく、この洋服が気になっているという意図なんでしょ”という返しみたいな事をしてしまうのだ。

【褒められ上手になろう】
なんて雑誌の特集の見出しでありそうな言葉が、私にとっては欠けていて、でもとても必要なことなのではと思うのだ。

特に女性は、「可愛い」「美しい」と賞讃のお水を沢山もらってどんどん綺麗な花になっていく、という説は一理あると思っているからだ。

ハングリー精神を持って上にのぼって行く事も勿論大切なことだと思うが、褒められて伸びるという方も習得したいものだ。

例えば海外では、道端ですれ違うたびに、他人から”Hey, Gorgeous.””Hello, Beautiful.”なんて言葉を一日にどれだけ浴びるか。久しぶりに会った友達からはほぼ”You look beautiful!”とくる。実はそこに対しては私は迷わず”Thank you!”と言えるから不思議だ。

おそらく文化の違いで、あちらでは、褒めるのが挨拶みたいなものだし、日本に比べて人を褒めるのは日常であり、大得意な事のように思える。日本で「ありがとうございます」と言う時、手を合わせたりお辞儀をするのと同じくらい、染み付いている技法なのではないかと。

褒める事自体は、気分が悪い事では全くないし、むしろ人を褒める事は気分の良い事と言ってもいいでしょう。 では、私自身、人を褒める事が得意かと言うと、それもそうでない。(笑)

例えば、文頭であげたような、挨拶代わりの小さいことを褒めることは私だってやる。ただ、仕事をしている上で、褒めの言葉を私はあまり言わないみたいなのです。というのは、私自身は大して意識はしていないが、この間、知人に褒め言葉を伝えたとき、『嬉しい、なかなか他人のこと褒めないソニンに言われるなんて。』と言われたのです。

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ソニン
ソニン
1983年高知県生まれ。2000年歌手デビューし、2003年には「高校教師」(TBS)で女優の活動を開始。舞台や映画に活動の場を広げ、現在に至る。