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実は、梁川さんのお客様への想いは、かき氷以外に始めた軽食メニューにも込められていた。

「かき氷が好きなお客様は秋冬でもご来店いただいています。店内はストーブで暖かくしていますが、かき氷だけでは体が冷えてしまうお客様もいます。」

そこで試作、改良を繰り返して生まれた定番軽食メニューが肉汁うどんや肉鍋うどんなのだそうだ。

 ところで、椛屋の店舗は、もともとご実家の駐車スペースにのぼり1本とテーブルとイス、パラソル1本を設置することから始まっているのだが、今や山小屋のような木造の建物と、大きなテントが設置され、すだれや蚊帳のようなものでカフェのような空間を演出している。この小屋、実は梁川さんご自身でDIYされたもの。

「自分で設計図を書き、ホームセンターで木材を切ってもらって作ったんです。大雪も台風も大丈夫でした。」

これも、寒い時期にもかき氷を食べに来てくれるお客様が、凍えてしまうことがないようにとの想いから。一貫している。

 ちなみに、この小屋にはさりげなくオイルランプや「高尾山」「大山・丹沢」と書かれた山の地図などがかけられていて、山小屋のよう。梁川さん、実は山の恵みだけでなく、山のぼりにも惹きつけられているのだそう。そこで私の頭に浮かんできたのが鍋割山の名物、鍋割山荘の鍋焼きうどんのイメージだった。

 すると、ほぼ同じタイミングで梁川さんは、鍋割山の鍋焼きうどんについて話し始めて下さった。思わず「ですよね!」なんて興奮してしまう。私もずっと食べたいと思っている、あの鍋焼きうどん!あれもヒントにして生まれたメニューならば、是非私も鍋割山の景色に思いを馳せながらいただいてみたい。

しかも、軽食メニューを考えたのは、陣馬山~高尾山を縦走している最中だったのだとか。素晴らしい山好きっぷり。

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諸岡 なほ子
諸岡 なほ子
福岡県大牟田市出身のタレントで、現在、一児の母。作詞家(MONA)としても活動。趣味は読書、散策、落語鑑賞、お祭見物&参加。世界遺産検定2級取得。TBS系「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンター、MBS「住人十色」訪問者など多数出演。著書に『地球のどこかの秘境から』(実業之日本社)。
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/nahoko/