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《手が震えて番号が押せない、なんてドラマの世界のことだと思っていた》

私がこれを経験したのは、日本時間2011年3月11日午後2時50分ころ。

揺れの一つも感じないニューヨークに居ました。ニューヨークは、私の
誕生日、3月10日の日付が過ぎて11日になった46分後。3月10日、知り合
いと誕生日dinnerをして、それがとてもとても素敵な食事で、美味しい
料理と素晴らしいレストランで楽しい時間を過ごし、家に帰宅したあと
もその知人とパソコンでソーシャルネットワークのサイトを通して今日
の感想をコミュニケーション取っていた矢先でした。

突然、日本にいる知り合いが『地震だ』『すごい揺れた』と次々にアッ
プしているのをみて、最初は日本でよく起こっている程度のものだと思
っていたのです。ですが次第に凄まじく大きいものだとその知人と認識
し、次に、東京に居る両親に電話をかけようと携帯をとったものの、パ
ニック起こして、何の番号を押せば良いのかわからないし、手は震える
し。とにかく落ち着くように努力し、確実に父親の番号を押した。

すると、後から考えると奇跡的に、繋がったのです。父親から大丈夫と
の一言をもらい安心、そして母親は繋がらなかったもののメールで安否
の連絡を得られたのでひとまず安心したのですが、このあと心配で眠れ
なくしたのが、愛するペット達の安否でした。

両親共に外にいたので、家でお留守番をしているペットが大丈夫なのか
確認したらすぐ連絡が欲しいと両親に伝えたかったのですが、それぞれ
1度目の電話とメールのみで、あとは全く繋がらない状態。

ソーシャルネットワークを通じての生の声、ネットのニュース、ネット
放送のテレビ生中継、底なしの情報を確認し続けて、衝撃で心奪われ、
心配と、休むにはほど遠い精神状態に陥った私は、数日間何をしていい
のかわからず眠れない日々が続きました。

日本にいる知人からは、いないから余計不安でしょう心配でしょう、と
言われました。そうかも知れません。いまだに私は日本に戻っていなく
て、正確には、今書いてるのが日本への飛行機の中なのです。

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ソニン
ソニン
1983年高知県生まれ。2000年歌手デビューし、2003年には「高校教師」(TBS)で女優の活動を開始。舞台や映画に活動の場を広げ、現在に至る。