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電車で、手一杯の資材バックを持った隣の女性の知り合いらしき男性が、
途中の駅でのってきた。男性は、最近の調子はどう?と問いかけた瞬間、
「全然寝れてないし、仕事は終わらないし、会社ではトラブルだらけ」と
一見きれいにしているキャリアウーマンが久しぶりに会った男性に一方
的にノンストップで愚痴をこぼしてしまうほど、ハードな時期らしい。

以前からお世話になっている語学学校の校長も、娘が風邪ひくわ、自分
も忙しくて体調悪いわ、自分がもう一人いたらいいのにとデスクに盛ら
れた山のような紙を前に言っていた。

日本と同じく、決算時期でもあり、今年の極寒のせいで体調を崩す人も
多い。

と同時に、今の時期は、俳優業のオーディションなども多く、次のステ
ップにむけて活動的にうごいている人もいる。

ニューヨークにいる人は、観光客や元々生まれ育った人以外は、だいた
い、大きな夢や目標があってきています。世界の中心、すべてがここか
ら始まるとなど言われている、最先端に、大きな夢を持った最高潮にア
クティブな人たちが世界中からあつまってきているのです。

つまり、ギラギラしたひとたちの集まり。
とにかくみんな必死なんです。
でもみんな必死だからまぎれるんです。
ひるんでいたら、あっさり観光客化してしまいます。

基本的にニューヨーカーってやさしいんですよ。
みんな礼儀正しいし、人柄がよい。

でもそう見えて実は、みんな、他人のことを面倒みている余裕はないの
です。厳しい世界だからこそ、自分で精一杯だし必死感を落ち着かせる
ほどの余裕はないのです。

だからそれに同化して日本人の素敵な長所のお人好しになったままだと、
あっさり使われてしまう。

正直、日本にいるときより、ニューヨークにいるときのほうが、諦めや
挫折の危機を感じることが多いです。

挫折だらけ。周りがパワフルのあつまりですから。
異国の地で今までのようにはまるでいかないのもてつだって、自分がが
んばっているつもりでも、なぜか、まるで怠け者にも感じる。
そして、迷っている時間がどんどん自分を置いていく。

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ソニン
ソニン
1983年高知県生まれ。2000年歌手デビューし、2003年には「高校教師」(TBS)で女優の活動を開始。舞台や映画に活動の場を広げ、現在に至る。