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私は言葉使いが下手だ。
だけど、言葉を選んで文章にして表現するのは好きだ。

それは、自分の想いを冷静に時間かけて、選びながら、言葉にするから、
向いているのだと思う。つまり、言葉は選ぶことができ、何通りもの表
現があり、そして言葉の使い方によって、全く違う印象を与える。

特に日本語はそこに凄まじく神経を使わなくてはならないほどに、とて
も繊細で、色んなとらえ方ができる表現、細かなニュアンスがついてく
るから、もう、大変。

たとえば、英語で“She”を、日本語だと“彼女”“あの人”“あの
子”“あの女”“あの女の子”“あいつ”などなど、言い回しが何通り
もあり、それによって、関係性や、その人の感情や普段の言葉遣いなど
が読み取れる。(That womanやThat girlなどとあるが、話のなかで次出
るときは全てSheに変わるので、英語はこの日本独特の表現とは異な
ると思っている。)

私は英語が好きで、海外に行った後などは特に感覚が英語なので、よく
“彼女は”“彼は”と表現することが多い。ですが、一度、お嬢様育ち
の知り合いに、上司や目上の方のことを“彼女は”“彼は”と表現する
のは失礼だと注意されてしまいました。

郷に従えとは言うものの、日本では“彼女・彼”という呼び方がそんな
に失礼にあたるのかとショックだったし、正直納得がいかなかった。私
の心は日本語でいう“あの方”という敬意があって“彼女”と言ってて
も、失礼にあたる言葉を選べば、この人は無礼な人だと映ってしまうと
いうわけだ。

“彼・彼女”という言葉自体は悪い言葉ではないが、尊敬語ではないと
いうことである。そう、日本語の難しさにはこれがある。敬語。海外の
方は、日本語はこれが難しいと言う人が多い。

初対面や年下に敬語を使われないとムッとするし、敬語を使えない人は
育ちや頭が悪いとか、尊敬語謙遜語で関係を表し、敬意で会社の上下関
係、サービスの質、人間関係、距離感などが計られるわけだから、面白
い。

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ソニン
ソニン
1983年高知県生まれ。2000年歌手デビューし、2003年には「高校教師」(TBS)で女優の活動を開始。舞台や映画に活動の場を広げ、現在に至る。