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     《成功する人は成功することしか考えていない》

『それ落ちたらどうするの?』

『え、考えてない。受かること前提で予定している。』

そう無意識に答えていた。そう、本当に考えていなかった。もちろん合
否があるわけだから、合格を願っていても不合格があるのもわかってい
る。だけど、不合格だった場合どうするかなんて考えても無駄というか、
そんな不吉なこと考えたくもない。合格するために受けるわけだし、ダ
メになること考えるなんて、一体なんのために受けるんだか。

でも落ちる場合もあるよね?どうするの?
かんたん。落ちた時に考えればいい。

その時、言われた。

『誰かが言ってた。成功する人は、成功することしか考えていないんだ
って。』

『へぇ、じゃぁ、いいんだ、これで。』

これが、この間新聞で取り上げていただいた、文化庁の新進芸術家海外
研修制度の審査に応募したときのことです。1次審査の合否もまだ何も
わかっていない頃、こんな大口を叩いていました。

実を言うと、受かるという自信を持つ根拠なんてなかった。むしろ不利
な立場だと思っていたし。だけど受かることを考えるしかなかったのだ。

だってそのために私はこれから先の画を描いたのだから。
なんなのかわからないが、【なにかを】信じていた。

今まで、ある程度の数の試験やらオーディションやら受けてきて、比較
的落ちた経験が少ない私だが、落ちたこともある。

あるミュージカル作品のヒロイン役のオーディション。
受けてみませんかという誘いがあり、受けてみましたが、なんか半信半
疑というか、「この役、果たして私に合うんだろうか」と心底思ってい
て、自分が思い描くその役へのコダワリや、やりたいという想いは正直
薄く、大きい作品だったのでお仕事として受かればいいなと思っていた
くらいです。

受からなかったという結果を聞いた時、「やっぱりね」と思いました。

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ソニン
ソニン
1983年高知県生まれ。2000年歌手デビューし、2003年には「高校教師」(TBS)で女優の活動を開始。舞台や映画に活動の場を広げ、現在に至る。