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「まあ、とりあえず私の持ってる築地特集の雑誌でお寿司屋さんリサーチしておくから、お勤めの殿方が大挙して押し寄せてくる前の5時くらいからお店に入っちゃえばいいんじゃない?」 と言ったのは私であった。
だが、「ごめん、6時半にしてー」と当日昼下がりに時間を遅らせることを申し入れたのも私だ。なんて体たらく。

あ、でも、嫁に行った途端にこれか?と思われるのはちょっとばかり心外。なぜなら、以前から私と親しい女友達と言うのは往々にしてこんな具合で、「起きてから連絡するー。それからどうするか決めよーよーというやり取りはこの半生で何度となく繰り返されてきた常套句なのだ。

そういった女友達の中でも今日の相方はまた別格、格別だ。作詞家友達のあこ。私程だらしなくはないかもしれないが、相当の自由人であることには間違いない。
私が入籍した4月19日、夜中にタクシーを走らせてわざわざ人間クラッカーをしにきてくれたのは彼女だった。

人間クラッカー・・・それはパーティーなどで驚きとともに華々しく場を盛り上げるあのクラッカーを、己の身体でやると言うもの。なぜそんなことを思いついたのか尋ねると、クラッカーがどこにも売っていなかったから!!とな。

そして彼女はウチに来るなり、パーン!パーン!と言いながら両手両足を広げて実に低く飛び上がった。その後、シャンパンを1〜2杯飲むと、タクシーを呼んでそそくさと帰っていった。そんな恐ろしいほどに面白い人である。

さて、そんなあこが電車に乗り込む前になんとか場所は決まった。築地、ではなく、隅田川を少々上流に遡った対岸、新大橋からほど近い森下。

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諸岡 なほ子
諸岡 なほ子
福岡県大牟田市出身のタレントで、現在、一児の母。作詞家(MONA)としても活動。趣味は読書、散策、落語鑑賞、お祭見物&参加。世界遺産検定2級取得。TBS系「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンター、MBS「住人十色」訪問者など多数出演。著書に『地球のどこかの秘境から』(実業之日本社)。
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/nahoko/