このエントリーをはてなブックマークに追加

  小川町の駅を出て、神田まつやから裏手の古い町並みを見て歩き、秋葉原方面へと足を伸ばす。すると、左手の小高い丘の上に神田明神がある。見上げれば既に参詣してきた家族連れが、手に福笹を持って坂を下りてくるところだ。

 1月15日は、神田明神で行われている「だいこく祭」の2日目。この2日間はだいこく様とえびす様が二柱揃って境内に現れ、だいこく様の打出の小槌と、えびす様の鈴で参詣者に福を授けて下さると言う。それには福笹を授からなければならないのだが、この福笹授与自体もちょっとしたアトラクションとして楽しめそうだ。

 秋葉原に近い土地柄か、青く長い髪の不思議な感じの人の背中を見つつ、まっ赤なの随神門をくぐり、手水舎で手と口を清めた。境内を見回すと、初詣や例大祭ほどではないものの、多くの人で賑わっていている。また、拝殿の方へ目をやると、早速主役のお二人、だいこく様とえびす様の姿が見えた。高い下駄を履いて普通の人よりも大きい背丈もサンタクロースみたいな小道具も遊園地のキャラクターさながら。ほのぼのとしたいいお祭りだ。

 手水舎のすぐ目の前に一本の長い列が出来ているのは、だいこく様の大きな石像へとお参りする人たちだ。私も早速その列に加わり、茅の輪をくぐって、手をあわせた。米俵の上、大きな頭巾をかぶり、打出の小槌を振り上げて笑っている姿は、まさに七福神の中のあの大黒様だ。

The following two tabs change content below.
諸岡 なほ子
諸岡 なほ子
福岡県大牟田市出身のタレントで、現在、一児の母。作詞家(MONA)としても活動。趣味は読書、散策、落語鑑賞、お祭見物&参加。世界遺産検定2級取得。TBS系「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンター、MBS「住人十色」訪問者など多数出演。著書に『地球のどこかの秘境から』(実業之日本社)。
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/nahoko/