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今までにない幸運と、今までにないお酒の量で、若干怪しい記憶の中、とっても幻想的なお祭り体験をすることになりました。

今回のお祭りは浅草や御徒町に近い、台東区鳥越にある鳥越神社の例大祭。

6月に入るとすぐ、このお祭りに照準を定めて、8日夜の宮入を心待ちにしていました。

この鳥越神社のお祭りは18の町内を渡御してきたお神輿が、日がとっぷり暮れてから宮入するために鳥越の夜祭りとも言われています。また、良く知られているのは、千貫神輿と呼ばれる都内最大級のお神輿。

つまり、ものすごく重い(らしい)。いかにも威勢のいい男達が苦痛に顔を歪めながら担ぐお神輿なんて、
うーん、血が騒ぐと思いませんか!


そんなことを思いながら、夜祭りを心待ちにしていたある日、私の携帯電話に1通のメールが届きました。私の父よりも年上で、以前とてもお世話になっていた某紳士から。

「8日に浅草鳥越のお神輿のお宮入りを理由にして昼から酒を飲んでしまう会あり。Oさんがお神輿の棟梁なのでOさん宅で飲みます。色々な人がくるので面白いです、気が向けば是非。」と、願ってもないお誘い。

もしや、鳥越の神様、私のこと呼んでる!?もちろん間髪入れずに返信。

「参ります!」

それにしても、棟梁のお宅とはなんたる幸運。棟梁と言うのは、大工さんや鳶職、古くは火消しの方々の中で、取りまとめる役割をしていた方。

かつてはどこの町内にも頼りになる棟梁がいて、誰かの家の屋根が壊れたと言えばササッと直しに行ったり、町の人の人生相談でも頼りにされたり、お祭りの仕切りなどされていたそうです。

「ちょいとねえ、棟梁、聞いておくれよぉ。夕べうちの人がさぁ・・・」とかなんとか言いながら、長屋の女将が旦那の浮気の相談に来る、なんて場面、何となくどこかで見たような気がしますよねぇ(笑)。


そんな「棟梁」なんて言葉が今も生きている鳥越。まだ見ぬその場所に私はすっかり魅了されつつありました。

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諸岡 なほ子
諸岡 なほ子
福岡県大牟田市出身のタレントで、現在、一児の母。作詞家(MONA)としても活動。趣味は読書、散策、落語鑑賞、お祭見物&参加。世界遺産検定2級取得。TBS系「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンター、MBS「住人十色」訪問者など多数出演。著書に『地球のどこかの秘境から』(実業之日本社)。
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/nahoko/