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 うららかな春の陽気に恵まれた週末、錦糸町駅北口2番のりばに滑り込んできたのは、車体が銀色に輝く近未来的なバス「S-1系統」。都営バスが運行している観光路線バス、なのだそう。こんな宇宙船みたいな車両で下町を走り抜けるのだが、料金は普通の都営バスと同じ200円。だけど、私はバスに乗り込むとすぐに運転手さんに、500円の一日乗車券を譲って頂いた。これで、何回でも乗り放題!もちろん、S-1以外の都営バスにも乗ることができる。お得!

 S-1の車両は見た目だけではなく、中も普通の路線バスとは違った趣向がこらしてある。各停留所の代表的な観光スポットを映像で紹介していたり、日本語はもちろん英語や中国語や韓国語まで揃ったパンフレットが並んでいたり、座席も外が見やすいように工夫がされていたりする。それだけで随分観光気分が高まるものだ。ウキウキしながら私は子供みたいに1番前の席を陣取り、エンジン音とともに春の下町巡りバス旅が始まった。

 錦糸町を出発して最初に止まるのは、「押上」。普通の都営バスではその間にいくつかの停留所があるのだが、S-1は気持ちいいくらいにすっ飛ばして、観光要素のあるバス停へまっしぐらだ。しかも早速、車窓には下町の新しいシンボルがどどーんと洗われる。東京スカイツリー!見えた途端に押上のバス停に止まるため、多くの人がそこで早速下車することになる。しかも、次のS-1停留所は「東京スカイツリー駅入口」で、目と鼻の先。なので、そこまではのんびりと歩くことにした。

 それにしても、東京のあちこちからその姿を目にすることができるだけあって、634メートルの巨体を真下から見るとものすごい迫力である。写真に一緒におさまりたくても、中々先端まで写ってくれない。うひゃー、と思っている私の目の前に、沢山の子供が群がる一団が現れた。ん?その輪の真ん中にいたのは、この人、おしなりくん!押上と業平の両地名から名付けられたご当地のゆるキャラだ。わーい。と、私も一緒に写真をパチリ♪この背景に写っている場所は、「おしなりくんの家」。

地元のボランティアの方々と墨田区が協力して運営している観光案内所兼お休み処。中に入ってみると、可愛らしい喫茶コーナーがあったり、スカイツリーまわりの案内がそこここに。そして、おしなりくんグッズも!スカイツリーの5月のオープンに向けて、地元の盛り上がりが感じられる。

また、その数軒先にもスカイツリーグッズや土地の名産品などを置いているおみやげやさんがあり、そこで一目惚れしたのがこちら。「ぱふぱふツリー」。空色のスカイツリーのパッケージに付けられたリボンが虹色!かわいすぎる!!製造しているのは墨田区のあられやさん。即購入。それをニコニコと撮影ながら歩いていると、もう「東京スカイツリー駅入口」バス停に到着していた。近っ!



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諸岡 なほ子
諸岡 なほ子
福岡県大牟田市出身のタレントで、現在、一児の母。作詞家(MONA)としても活動。趣味は読書、散策、落語鑑賞、お祭見物&参加。世界遺産検定2級取得。TBS系「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンター、MBS「住人十色」訪問者など多数出演。著書に『地球のどこかの秘境から』(実業之日本社)。
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/nahoko/