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午後1時半過ぎ、田原町の駅を出て大通りをしばらく歩き、横断歩道を吾妻橋方面へ渡る。すると、辺りにはもうザンザカザンザカと1つや2つではすまないドラムの音が響き渡っていた。

パレードは1時半からと告知されていたのに、パレードの終点であるここまで既に踊りの波が辿り着いていた。沿道にも3枚くらいの壁をなす人垣。パレードの会場である道路に目をやろうとしても、背伸び程度では到底歯が立たない。

ダンサーの羽根の先端がひらひらと揺れるのが見えるばかり。早めに来てみたつもりだったが、こりゃとんでもない人出である。

8月28日、浅草は50万人と言われる観光客で溢れ、サンバのリズムが小さな路地にまで響き渡っていた。浅草サンバカーニバル。誰もが東京に3年も住んでいれば聞いた事のあるだろう有名なお祭りだが、私はまだ一度も足を運んだ事がなかった。

サンバでカーニバルなんて、下町のイメージからはほど遠い。しかし、どこか、なにかが、とても浅草的ではある、気はする。はて、どうしてまた浅草でサンバなのか!? そんなことを考えつつ先を急ぐも、中々進まない。人が多すぎるのである。警察官が出て交通整理をしているのだが、ぼんやり歩こうものなら猪突猛進のおばちゃまたちにあれよと言う間に跳ね飛ばされてしまう。

とりあえず他に選択肢もなく、見つけた人垣のくぼみに身体を差し込んで、並んだ頭の隙間からオープニングパレードを覗いてみた。 おおっと!早速スゴい事になっている。でも、やっぱりサンバカーニバルと言うと真っ先に浮かぶイメージはこれ。

タンガと呼ばれる、あのほぼTバックみたいなものとブラジャーか水着かと言っていいぐらいに肌を覆う面積の少ない組み合わせの衣装を身にまとい、お尻の肉をこれでもかとブルブルふるわせながら、女性がはち切れんばかりの笑顔で踊っている。んー、すごい。

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諸岡 なほ子
諸岡 なほ子
福岡県大牟田市出身のタレントで、現在、一児の母。作詞家(MONA)としても活動。趣味は読書、散策、落語鑑賞、お祭見物&参加。世界遺産検定2級取得。TBS系「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンター、MBS「住人十色」訪問者など多数出演。著書に『地球のどこかの秘境から』(実業之日本社)。
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/nahoko/