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2012年01月10日 配信

「琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ」(公開中)は沖縄発のキャラクター・ヒーロー映画。沖縄に新たな帝国を築こうとする悪の軍団マジムン、この野望を阻止するため、海の向こうの理想郷ニライカナイからやってきたマブイの戦士が立ちあがるというストーリー。

主演の琉神マブヤー・ウルマに山田新太郎、龍神ガナシー・サイオンにISSA、悪役にはガレッジセールのゴリが扮する。


「良くも悪くもダメ人間、それを体現できるのは山田新太郎君しかいないって思いました。バラエティで見せる彼の天然、素の部分はウルマ役にぴったりでしたね。ISSAは小さい頃から仮面ライダー・フリークだったようなんです。キャラクターって歌舞伎で言う“見え”みたいなものがあって、理屈はないんだけど強いて言えば恰好よく見えるキメの演技が求められる。ISSAは役者の経験は少ないけど、彼はそれが身についていて、ヒーローになっていました。
 ジンベイザメのキャラクター・ジンベエダーの声優として出演してもらったスリムクラブの真栄田さんの評判が良いんです。サメのイメージがぴったり。でもああいう声、アフレコの経験もなくて最初はうまくできなくて、起用したのは失敗かなって思ったんだけど、芸人さんって素晴らしいのは臨機応変に対応できるところ。そのうち慣れてきて、最後の方には良くなってきました。最初の部分はもう一回やり直してもらいました。」

琉神マブヤーはもともと沖縄県のローカル局でご当地ヒーロー番組として製作され、現在は第3シーズンまで放映されている。シーズン毎にキャスト・スタッフが入れ替わっており、映画版では、平成ウルトラシリーズはじめSF・特撮作品を数多く手がけてきた佐野智樹さんが、琉神マブヤーに監督としてはじめて製作に関わった。

「映画を手掛けるにあたってTV版を見ていた沖縄のちびっ子がこの映画を見て『これは僕らのマブヤーじゃない』って言われるのが嫌で、そこは気にして作りました。僕が小さい頃ウルトラマンも、シリーズを重ねていくうちに、これは僕のみたウルトラマンじゃないって思ったことがある。キャストが違うとかじゃなくて、マブヤーに流れている根本的な思想の部分でね。でも沖縄で先行公開されて、幸いそういう声はありませんでした。今度は全国公開、期待半分、不安半分ですね。」

「琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ」は全国公開中。
◇公式HPはこちら





1月6日 大阪市内
取材/写真・文 羽渕比呂司

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羽渕 比呂司
羽渕 比呂司
 大阪ガス行動観察研究所社員