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オダギリ ジョーが嫉妬した!笑福亭鶴瓶さん映画初主演「ディア・ドクター」爆笑会見

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 笑福亭鶴瓶、映画初主演「ディア・ドクター」が公開される。監督は「ゆれる」で一躍注目を浴びた西川美和。山あいの小さな村で起った医師の突然の失踪事件。この事件の顛末は思いがけないラストに向かう・・・映画詳細はこちら>>


─『すぅ〜と懐に入ってくる』無意識それとも、戦略なのか!

[写真クリックで拡大] 本作が映画初主演となる笑福亭鶴瓶さん

「(映画のキャンペーンでは)なんべんも、なんべんも同じこと聞かれるんです。ぼくは、ちょっとずつ違うことをいわな悪いなって思う。でも、嘘はいいませんよ(笑)こんな自分がやったことを聞かれるってほんま嬉しいなって思うんですわ。まだこのあと、テレビ2本、ラジオ1本あるんですよ。どんだけ喋んねんって(笑)」

映画主演の感想について語りだした笑福亭鶴瓶さん。本作が映画初主演となる。これまで多くの映画やテレビでの出演の印象からすると意外だ。

「テレビのレギュラーも多いし、どっちの現場にも迷惑はかけられられないと思ってた。それとぼくは昔から、必ず夏休みを取っていたんで、夏休みをとらないと嫌なんです。夏休み返上しないといけない、(事務所に)それでもいいのかっていわれて、でも主役やったらやるわって」(鶴瓶)

一方、親子ほども年の離れた西川美和監督は、鶴瓶さんの印象について、

「鶴瓶さんといえば、芸能界の大御所、あんまり裏表がないと聞いていたけど、本当にそうか・・・とっても緊張してました。最初、“西川です”と挨拶しようと思ったら、私の挨拶をさえぎって『わかってます。わかってます』っていって『鶴瓶です』って言うんです。それから、今日あった面白い話をしだすんです。こっちは変な話を聞かされ、笑っているうちに緊張も忘れて・・・30分もするとリラックスして、映画の話をすることができたんです。無意識か戦略かわからないけど(笑)。すーっと懐に入って緊張をとく、主人公の登場シーンはこれかなって思って、使わせてもらいました(笑)」(西川監督)


─変なことはしてません!(鶴瓶)

[写真クリックで拡大] 原作・脚本・監督の西川美和さんは1974年、広島県生まれ。前作「ゆれる」で一躍注目を浴びる

 映画出演のオファーを受けた時、鶴瓶さんは西川監督のことは知らなかったという。しかし、西川監督のことを知る中村勘三郎さんや中井貴一さんから映画出演の話を振られたことがあったという。

「いろんな人から、西川さんの映画に出んの?って言われました。勘三郎からの第1声が『ダメだよ変なことしちゃー』ですよ、なんか男女の関係になったらいかんみたいな言い方で(笑)。中井貴一からは『べっさん、主役やるんやろー、大変やでー、ちゃんとしいやー』って言われ(笑)。うちの娘と一つしか変らん、かいらしい、えっ!この人が監督!って印象だったけど、みんなに愛されてんねんなって思いました」

 過疎化、高齢化が進む村の舞台に、茨城県の常陸太田市の田園地帯が選ばれた。撮影は2008年7月下旬から行われた。

「住民のみなさんには全面的に協力してもらった。それというのも、鶴瓶さんは、写真、サインはいとわず、相談にものったりして、まるでカウンセラーのように立ち振る舞ってくれたから」(西川監督)

「ぼくもこれがほんまの姿かどうか、自分でもよう分らんようになってる(笑)。これも『家族に乾杯』(NHKの番組)が火をつけた。あんなテレビやってんのに、もしサングラスに帽子を被って“寄ってこんといて”みたいな空気だしたら、やってられないですよ(笑)。まあ、それがちょうど伊野ですよねぇ(笑)」


─いろんな顔がある主人公“伊野”という人間

[写真クリックで拡大] 共演した松重豊さん曰く「伊野はぜんぶ鶴瓶さんですよー』

 鶴瓶さんは役者経験も豊富、だが今回は、初主演映画だ。演出はどのようにして行われたのだろうか?

「ラストシーンで少し相談されて、私は喋るより書いた方が気持ちが伝わると思っているので、手紙を書いて渡したことはありますが、こいう風にやってって言った事はありません。最初は、もの凄い個性の強い方だから、鶴瓶さんが前面に出てくるのかなって思ったけど、実際はもの凄くやわらかい人で、柔軟に対応してくれました。(何パターンか演じてもらうと)伊野はあやふやな人間像だから、どれもある。OKを出すのに迷ったこともあります」(西川監督)

 鶴瓶さんは、村にある診療所に勤める医師・伊野を演じる。伊野は村人たちに絶大な信頼をおかれていたが、ある重大な秘密を抱えていた。もちろん演技しているが、本人も語るように“伊野”と“鶴瓶さん”人間性が重なって描かれているのが面白い。

「刑事役で松重豊さんが出てるんやけど、こないだラジオで一緒になったんです。そこでニヤニヤしながら言うんです『この映画終わったら困りますよ、(主役の)伊野はぜんぶ鶴瓶さんですよー』って、どういう意味やって聞いたら『どんな人間かわからないし、もの凄くいい人なんですけど、でも、本当はそうではないんじゃないかと・・・これ、鶴瓶さんですよね?』って(笑)アホかっ。俺はめっちゃええ人間やねん(笑)。 いろんな顔がある伊野、これを演じれたのは、酔ってテレビで変なことしたおもうたら、紅白の司会したり、歌舞伎座で一人で落語やったり、芸暦37年の歴史があるから、いろんな人とつきあってきて57歳で出来上がったからやと思います」


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羽渕 比呂司
羽渕 比呂司
 大阪ガス行動観察研究所社員