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『サイドウェイズ』は、世界各国で90部門以上の賞に輝いた「サイドウェイ」の日本版リメイクとして製作。男女4人が、これまでの寄り道の人生に思いをめぐらせながらも、カリフォルニア旅行をきっかけにして生き方を見つめ直してゆく・・・映画詳細はこちら>>



やっぱり家が好きだ!『サイドウェイズ』主演の小日向文世さんインタビュー


_オールカリフォルニアロケ

 撮影は約1ヶ月間、カリフォルニアで行われ、日本人スタッフは6名のみで、監督を含めスタッフの多くはアメリカ人が占め、ハリウッド式の映画作りが進められた。撮影に入った直後は、ハリウッド映画製作者のストライキ騒動の真っ只中だった。


車運転シーンの撮影
映画のあとは、ワインが飲みたくなること間違いなし?!

「スタッフの多くがユニオンに入っていて、車両部のスタッフがストに入り、撮影でフィルムが回り出したとたん、歌をうたったり、罵声を浴びせたりして邪魔をするんです(笑)。この騒動で、僕ら日本人は文句一つ言わずにやり通したって評判になってしまって。でも、みんな時間が来ると、『Good night!』って帰っていくから(切替えが)信じられなくて逆に面白かったし、英語で何いっているか分からないから、腹が立たなかっただけなんだけどね(笑)」

 物語では、アメリカを象徴する車・ムスタングでドライブしワイナリー巡りをするのだが、実際の小日向さんは、ドライブは好きではなく、日本でも殆ど運転することはないのだという。現場で「平気だよ」と軽く運転をさせられたこと。また、ワイナリーの従業員役は、役者ではなく本当の従業員だったり、アメリカでのロケの豪快さに驚きを隠さない。

「向こうって、自転車にでも乗るかのように車を運転するでしょ。簡単に『運転しろ』って言うんですよね(笑)。あの、でかいムスタングで山道を走らされてね。カメラが張り出しているから、ぶつけないかって心配で。ブレーキの効きも悪いし、ほんと怖ろしかった(笑)。あと、僕がワインを飲むのを制止するシーンに登場するワイナリーの従業員や、間欠泉で声をかけてくるおばちゃんって、エキストラでもなんでもなくて現地の人。これが、いい芝居するんですよ。ナチュラルに芝居やっちゃうんですよね。日本人にはいないですよ、そんな人(笑)。すべてスケールがでかいなって、すごいなあって思いましたね。」


_ワインが飲みたくなる映画

[写真クリックで拡大] 小日向文世さんは、1954年1月月23日、北海道生まれ。

 主人公・道雄が憧れる女性・麻有子を演じた鈴木京香さんとは、「UDON(うどん)」「重力ピエロ」など映画、ドラマでたびたび夫婦役として共演している。

「何回か競演しているけど、今回、京香さんとは初めてのキス。ヤッター!って(笑)。でも道雄としてのキスをするから控えめになっちゃう。目をつぶっていたら、はんこのような、親指を押し付けられたような感触で、なんだよっ今の!(笑)っていうキス。今思うと、もうちょっとたっぷりしていても良かったのかなって思います(笑)」

 男女4人の“寄り道”を演出しているのがナパ・バレーのワイナリーだ。ワイン好きの麻有子はカベルネが好きという設定。オリジナル「サイドウェイ」はサンタバーバラを舞台にしてピノ・ノワールが大きな役割を果たしているのとは異なって、また別のワイナリーの雰囲気を楽しめるのもこの映画の魅力となっている。

「僕はずっと出ずっぱりだからあまり休みがないんだけど、京香さんはあちこち行ってらしたようですね。僕が撮影やっている間に、あのワイナリーに行って、帰りに美味しい料理食べてきたって聞いたりして、しかもワインもたっぷり買い込んできて、なんて贅沢なっ!って(笑)。カリフォルニア・ワインは美味しいって思ったけど、普段、僕は、家では、ビールか焼酎かですね。でも焼酎を飲み始めると、セリフが覚えられなくなっちゃって、気がつくとソファーで寝てたりして、弱くなったな、年を取るとこうなっちゃうんだって(笑)」


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・やっぱり家が一番好き
・寄り道をたくさんしたけれど

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羽渕 比呂司
羽渕 比呂司
 大阪ガス行動観察研究所社員