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2011年03月08日 配信

 映画『ホームカミング』(3月12日公開)に、主演した高田純次さんが大阪市内で会見した。バラエティやドラマでの活躍は多いが、映画の主演は本作が初めてとなる。


『ホームカミング』は、仕事一筋に生きてきた男が、定年を迎えて第2の人生をどう生きるかを描く。高齢化が進むかつてのニュータウンには活気がなく、サラリーマン生活で手に入れた念願の二世帯住宅のマイホームに息子は近寄らない。町興しのお祭り復活の活動を通じて、町の活気と自分自身への情熱を取り戻そうと行動を始めるという内容。監督は「金曜の妻たちへ」などテレビドラマを多く手がけた飯島敏広監督。
(以下、高田純次さん)



殆どの男は仕事中心できてると思うんだけど、次の日から会社にいかなくていい、そうなると、ショックは大きいと思う。高校時代の同級生との飲み会がずっと続いてるんだけど、もうみんな定年を迎えていて、家庭菜園をやったり、個人の建築事務所をやったり、いろんなタイプがいるけど、テンション的には厳しくなっていく感じだね。年を取ると肉体的に衰えてゆくし、汚くなっていくし、男はじいさんになって行くと厳しいなって思う(笑)。

芸能界に定年があったらどうなるんだろ。何の技術もないし、いざ生きて行くとなると何していいかわかんないな。忙しい時の方が、あんなことしたい、こんなことしたいって頭が回るけど、いざ暇になるとやんないような気がするなぁ。でも芸能界って、人気商売、その人気ってのは幻みたいなもので、次の仕事が来るのか、ずっと不安。定年が無い分、こういうのでバランスが取れているのかもしれないね。

初主演、テレビで見せている僕とは違うキャラクターを演じられたらっていう思いでした。キャラクターが立っている役じゃなく、定年を迎えた普通のオヤジの役だったので難しかったですね。主演だからといって何の優遇も無かったね(笑)。フィルムでの撮影でリハーサルとか、何かと時間がかかる、撮影は一ヶ月半ぐらい。待ち時間が長かったな。撮影現場へ行くとき、コンビニへ寄ってお菓子を買って持ってったこともありました。先輩が多く、待ち時間では恋愛の話とか、ほかの撮影現場の話とかしてくれましたね。僕の話は誰も興味なかなったみたいでしませんでした。

自分では、聖人君子。スケベじゃないって思ってるけど、第三者はそうは言わないから、スケベだって言われればしょうがないねぇ(笑)。テキトー男って言われているけど、自分では最近は何がテキトーだかわかんなくなってきて、未だに自分探しの旅をやっている感じ(笑)。いくつになったら、その旅が終わるのかわかんない。とりあえず今回の映画で目標を与えてくれて嬉しかったな。善人は伝わりにくいから次回の主演映画では悪役をやりたいですね。



『ホームカミング』は3月12日(土)より、109シネマズグランベリ−モ−ル、テアトル梅田ほか全国ロードショー
◇映画公式HPはこちら



3月17日 大阪市内
取材/写真・文 羽渕比呂司

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羽渕 比呂司
羽渕 比呂司
 大阪ガス行動観察研究所社員