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2010年05月11日 11時16分配信
【】金子昇 1974年、長崎県出身

『苦い蜜 〜消えたレコード〜』(公開中)は、とあるバーの開店レセプションで、飾られていたビートルズの貴重な名盤が盗まれた。1年後、常連客が一同に会する機会を狙い、三影と名乗る探偵が現れる。三影は、事件の推理を展開しながら、集まった14人の男女の真実を浮き彫りにしてゆく。バーという閉じられた空間で展開するシチュエーション・ドラマだ。

 常連客として池上季実子、高橋ひとみ、田中健など個性的なキャストが名を連ねる。物語の進行役としてキャラクターとキャラクターを繋ぐ役割を果す探偵の三影を務めたのが金子昇さんだ。

 金子さんは1974年、長崎県出身。「百獣戦隊ガオレンジャー」(2001)で主演し注目を浴び、以降、映画や舞台などで活躍する。

 プライベートでは三児の父親で、子どもたちと一緒に「名探偵コナン」を観るのが楽しみと語るなど、子煩悩な面を見せる。

(金子)謎解き、事実かどうか、いろんな人の話を聞いて回るっていうポジション。今回は進行役に徹しました。

 15分の長回しのシーンがあったんですが、稽古も無しに“よーいドン”って撮るので、相手がどう出るかわからない。難しかったですね。(他の役者の)長セリフの後、次の俺のセリフでミスってしまったらどうしようっていうプレッシャーたるや、凄いものがありました。

 撮影ではずっとスタジオのセットに閉じ込められたまま、唯一の楽しみは、ご飯でした。これが美味しくて。朝昼晩とバイキング形式で食べるんですが、他の役者さんも、撮影終わる頃には太っていたんじゃないかな(笑)。

 みんなはそれぞれ違う意見がある。どれが間違いで、どれが正解かわからないのが、本当の正解だよねっていうのが、共感できました。

 家では、部屋の電気の点けっぱなしの犯人を、たいがい俺のせいにされてます。犯人は、俺じゃなく、チビたちかもしれないんだけど(笑)。一番上の子は7歳で、俳優っていう仕事もわかってます。「お仕事がんばってるね」って書いた手紙をたまにくれるんだけど、ぐっとくるほど嬉しいですね。この間、お父さん探偵の映画に出たんだよって言うと、コナンも映画やっているよって、(観たいって)アピールされました(笑)。


『苦い蜜 〜消えたレコード〜』は、シネマート心斎橋で公開中のほか、6月より京都シネマほか全国順次公開される。

【公式HP】http://www.nigaimitsu.com/


[取材:大阪市内]
写真/文 羽渕比呂司

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羽渕 比呂司
羽渕 比呂司
 大阪ガス行動観察研究所社員