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2010年08月03日 配信

7月29日、『マザーウォーター』(10月30日公開)の記者会見が大阪市内のホテルで行われ、出演した小林聡美さん、小泉今日子さん、もたいまさこさんが出席した。

『マザーウォーター』は京都で暮らし始めた女性たちと、彼女らに関わる男たちとの日常をやさしく描く。「かもめ食堂」、「めがね」、「プール」に続く製作プロジェクト第4弾。小泉今日子さんはこのプロジェクトに初参加となる。



(小泉)
これまで私は、戦う現場の映画が多かったんだけど(笑)、出来上がった映画の空気と同じように、殺伐とはしていない現場でした。慣れるのにそれなりに時間がかかったけど、慣れてからは心地よい幸せな時間が流れました。

 物語では小泉さんはコーヒー店を、小林さんはウィスキーしか置いていないバーを営んでいる女性を演じた。普段なら見過ごしてしまう小さな出来事の積み重ねが淡々と描かれる。

(小泉)
コーヒー店をひとりでやっているタカコという女性は、酸いも甘いも噛み分け、ある程度経験した女性で、自分と同じように(笑)、離婚したんじゃないかとか、どこかに子どもがいるんじゃないかとか、今まで誰にも話していないけど、背景に何があるのか、こっそり自分の中で作って演技しました。

(もたい)
このチームでの映画は4作目、私はいつも謎のおばさん、今回も謎のおばさんです。いろんなところにフラフラ出没して、人と人を繋ぐノリの役目です。こんな出番が多かったのは久しぶりで、みんなと関わりあえて得しました。役については、プロデューサーから、役の心情みないなメモをもらった。それがとても難しいテキストで、宿題を渡されたようでした。それをいつも頭のどこかに思いながら、芝居をするように心がけました。

 映画の舞台は京都、撮影は2010年3月に約1ヶ月かけて行われた。『マザーウォーター』というタイトルは、京都の街を交差するようにながれる大小の川が人々を繋ぐ役割をしている、そこに暮らす人々も川に流れのように引き寄せられたり、離れたりするということからつけられている。

(小林)
1ヶ月という長い期間、京都に居たのは初めてです。小さな路地や暮らす人々の中で生活できたのは嬉しかったです。私は喫茶店が好きなんです。東京ではカフェが多いんだけど、京都ではまだ喫茶店がたくさんあって、新しい京都を感じることができました。でも、車の運転が荒いことにびっくり、気が短いところがある。これも新しい発見でした(笑)。

(小泉)
これまで京都は、修学旅行とか、昔コンサートとかでしか着たことがなく、これほど滞在したのは初めて。観光する時間はあったんだけど、出不精なんでホテルにこもってばかりでした(笑)。でもちょこっと入った四条のお箸屋さんで買い物をしたとき、お釣りが全部きれいな新札や新しいコインだった。こういう気の使いようが京都の良さなのかなって思いました。

『マザーウォーター』は、10月30日(土)より全国公開される。



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7月29日 大阪市内
取材/写真・文 羽渕比呂司

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羽渕 比呂司
羽渕 比呂司
 大阪ガス行動観察研究所社員