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《平和な日々が逆に怖い》

そんなことを、芸能生活を始めて試練続きだった何年かが少し落ち着
いた時に、強く感じていた。

それは、平和な日々じゃなかったからこそ、そう思ったのか。
もともと、刺激のない日々がつまらなく感じる方だからなのか。
どちらかはわからない。
誰しも経験があるかもしれません。
なんだか生活に張り合いがない。

どんな状況を張り合いなく感じるかは人それぞれあると思います。芸
能人の方でよく聞くのは、すごく忙しくしていたのに、暇になると不
安になると言います。想像するに、少しの休みだったとしても、仕事
していない不安とこのまま仕事が減っていくのではないかという不安。

“想像するに”と言葉を置いたように、私はこういう風に思った経験
はないのです。《平和な日々が怖い》、というのはそっちの意味とは
違うのです。このことについて以前ここのコラムでも書いたと思うの
ですが、確か、『平和な日々が嘘に思えて、いつ次嵐がくるのだろう
と恐れてしまう』。

ここでの“平和”は決して“幸せ”までのことではなく、おそらく荒
波が起こっていない状態をさしているのだと思います。どれだけ試練
の嵐の中をくぐり続けてきたのでしょうか私(笑)。

そこまでのビッグウェーブを期待しているわけでもないけど、なんと
なく、“つまらない”“毎日が同じ”“マンネリ”“トキメキもない”
まさに、“張り合いがない”。そんなことってありませんか?

私は最近で言うと、昨年1年ニューヨークに滞在していて、やりたい
事はあるけど、うまくそれに取り組めなくて、色々な理由で留まって
いる自分がいて、それで張り合いのない毎日が続き、何もしていない
自分にストレスを感じて、前に進みたくても現実的には難しくて、自
分を責める一方。

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ソニン
ソニン
1983年高知県生まれ。2000年歌手デビューし、2003年には「高校教師」(TBS)で女優の活動を開始。舞台や映画に活動の場を広げ、現在に至る。