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2014年09月02日配信

「兄弟揃って宇宙飛行士になって月に立つ」という夢を追いかける青年たちの姿を描く、小山宙哉原作のテレビアニメ『宇宙兄弟』。そのエピソードゼロ的物語『宇宙兄弟♯0』が全国で公開中だ。そこで先日、大阪ステーションシティシネマで渡辺歩監督、兄・南波六太役の平田広明、弟・日々人役のKENNが舞台挨拶を行った。



本作は、六太と日々人より先に月を目指したJ兄弟のエピソードを描いた、小山宙哉がこの映画のために書き下ろしたオリジナル脚本作。渡辺監督は「脚本をいただいたとき、(『宇宙兄弟』の世界観が)忠実に作られていて、アニメを1話から見直しました。テレビシリーズのときから『映画もやりたい』という話があったので、もともと映画のつもりで(テレビシリーズも)作っていたんです。それがこういう形になりました」と語った。

平田は「脚本はすごく字が多かったのですが、いただいて一気に読みました。派手な仕掛けはありませんが、でも泣ける。SFだけどとてもリアルで日常ドラマが素晴らしい。リアリティーが飛びこんできました」、KENNは「人間ドラマにあふれている。新しい登場キャラクターもすっと(物語の中に)入って来る感じがしました」と本作の豊かなドラマ性を絶賛。

ファンが多い『宇宙兄弟』。映画としての今後の広がりも楽しみだ。平田は「今回の映画を観終わったら、原作やアニメをもう一度見たくなるはず。この『♯0』から第1話へと繋がっていきますので」、KENNは「僕は『泣くもんか』と思っていたけど、最後はじゅくじゅくに泣いてしまった。今後の『宇宙兄弟』の展開が楽しみ」と続編に期待した。



『宇宙兄弟♯0』は全国公開中
◇公式HPはこちら


取材/文・写真 田辺ユウキ(映画評論家)


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田辺 ユウキ
田辺 ユウキ
1979年生まれ。関西を拠点に映画評論家としてレビューやインタビューの執筆ほか、また映画と音楽のプロモーターも務める。2014年に大阪市映像事業「CO2」プロデューサー就任。「大森靖子映画祭」「いずこねこ 最後の猫トーク」などイベント企画も行う。