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2014年10月28日配信
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『TIGER&BUNNY』などの脚本で知られる西田征史がメガホンをとり、自らの原作を映画化した『小野寺の弟・小野寺の姉』が全国公開中だ。そんな本作の公開を記念して先日、主演の向井理、片桐はいりが大阪ステーションシティシネマで舞台挨拶を行った。


本作は、20年以上もふたり暮らしをしている弟・進(向井)と姉・より子(片桐)の穏やかな日常が、恋によってささやかな変化を生んでいく物語だ。進とより子について向井は「言いたいことがあっても、言えない関係。ケツを叩くに叩けない、じれったい姉弟(きょうだい)」と表現。片桐も「きっと大阪のきょうだいはもっと(物事を)ずばずばと言いますよね」と、ふたりの距離感の微妙さを語った。

片桐は本作をかなり気に入っている様子で「『男はつらいよ』のようなシリーズになったらおもしろい。顔の形からして、私が寅さんになりますが…」と笑わせ、向井も「じゃあ僕がさくらですか(笑)? でも普遍的な内容ですし、いくらでも(シリーズとして)やっていけると思う。西田監督も『やりたい』とおっしゃっていました」と続編を熱望。

淡々とした雰囲気でじっくり楽しめる『小野寺の弟・小野寺の姉』。片桐は「見たことのない向井理の可愛らしさが映されているし、きっと持って帰りたいと思うはず」、向井は「クセはあるけど憎めない人の集合体。大きな事件やアクションはないけど、日常のいろんなエッセンスをかき集めていて、いわゆる“映画”と思える」とおすすめした。

『小野寺の弟・小野寺の姉』は全国公開中
◇公式HPはこちら


取材/文 田辺ユウキ(映画評論家)

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田辺 ユウキ
田辺 ユウキ
1979年生まれ。関西を拠点に映画評論家としてレビューやインタビューの執筆ほか、また映画と音楽のプロモーターも務める。2014年に大阪市映像事業「CO2」プロデューサー就任。「大森靖子映画祭」「いずこねこ 最後の猫トーク」などイベント企画も行う。