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実在の闘病ブログから生まれた書籍「がんフーフー日記」を映画化した『夫婦フーフー日記』が、2015年5月30日より全国公開される。それを記念して先日、大阪市内で完成披露試写会が行われ、主演の佐々木蔵之介、永作博美が舞台挨拶を行った。

出会って17年。長い友人関係が恋仲に発展し、見事に結ばれたコウタ(佐々木蔵之介)、ユーコ(永作博美)。入籍1か月後にユーコが妊娠し、幸せの絶頂というときに、彼女に悪性腫瘍が見つかり、493日間で夫婦としての生活は終幕。だがそれから、コウタのもとに、死んだはずのユーコがあらわれ…。

佐々木蔵之介は「落ち込んでしまいそうな物語だけど、これは楽しく(話が)進む。辛くて絶望的なのに、笑って観ていられる。どんなことがあっても、がんばって日常を生きていこうと思わせる映画」、永作は「悲しい(作品である)ことを脳裏に置いて脚本を読んだけど、泣きながら笑っていた。感情のひだがたくさん隠れている」と、切ないだけではなく、楽しさ、笑いなどさまざまな感情が込められている部分に魅せられたとのこと。

ふたりは2004年のテレビドラマ『ラスト プレゼント 娘と生きる最後の夏』以来となる夫婦役での共演。永作博美は「はたから見ればどうでもいいような掛け合い(の場面)も、競い合ってやっていた。それが楽しく出ている」と10年ぶりの顔合わせを語った。

そして最後に佐々木蔵之介は「コウタとユーコはあのとき、あんな態度をとっていたけど、実はそういう気持ちだったのかという部分の描き方が、『こう撮るのか』と驚かされた。切なさが醍醐味。でも希望に溢れている。今を大切にしようと思えます」、永作博美は「闘病日記ではありますが、しんどい中でも人を想いやる気持ちがたくさん入っている。この映画を観て、明日から頑張ろうという決意を持って欲しい」とアピールした。

映画『夫婦フーフー日記』は2015年5月30日より全国公開
◇公式HPはこちら


取材/文・写真 田辺ユウキ(映画評論家)

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田辺 ユウキ
田辺 ユウキ
1979年生まれ。関西を拠点に映画評論家としてレビューやインタビューの執筆ほか、また映画と音楽のプロモーターも務める。2014年に大阪市映像事業「CO2」プロデューサー就任。「大森靖子映画祭」「いずこねこ 最後の猫トーク」などイベント企画も行う。