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ひとりの少女の頭の中に存在する“感情たち”の奮闘を描く、ディズニー/ピクサーのアニメ『インサイド・ヘッド』が2015年7月18日より全国公開される。先日、本作の完成披露試写会が実施され、日本語吹替版の声優を担当した女優・竹内結子が舞台挨拶を行った。

竹内結子が今回扮したのは、11才の少女・ライリーの喜びの感情を操る“ヨロコビ”。悲しみの感情を操る“カナシミ”らをまとめあげ、ライリーにハッピーな人生を送ってもらうため、楽しい感情で埋め尽くそうとする、感情たちの中でもリーダー的な存在。

「ヨロコビは前向きでどんどん前に進んでいこうとするポジティブなキャラクター。ヘコたれることを知らないし、とにかく元気いっぱい。逆にカナシミを演じた大竹しのぶさんは、『(カナシミは)ネガティブなことしか言わないから、ちょっとイラッてする(笑)』と言われました。でも、カナシミはそういう部分がすごくかわいらしい」

ライリーは思春期になるにつれて、感情が複雑になっていく。カナシミたちは、それまで通りの“感情表現”では、ライリーの成長に追いつかなくなる。つまり、感情たちも、成長が求められていくというわけだ。

「男性、女性で感情の違いを見ることができる。『あ~、女ってこういうところがあるから面倒臭いんだよな』『男はどうしてこんなところに気付かないのかしら』とニヤリとするはず。でもその男女の認識の違いを分かることができれば、明日から人との付き合い方がラクになると思います(笑)」

人はどのようにして大人になっていくのか。それを、ディズニーらしい夢のあるユーモアと現実的な目線を交えてもの語っていく『インサイド・ヘッド』。

「私自身もそうだったように、ライリーの体験を通して、『自分は色んなことを体験して大人になったんだな』と、自分を肯定するような気持ちになれます。さまざまな感情が、“私”を作っているんだと思える。そして、すぐ目の前にいる人のことも何だか理解できる。人に優しくなれるような作品です」

映画『インサイド・ヘッド』は2015年7月18日より全国公開
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取材/文・写真 田辺ユウキ(映画評論家)

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田辺 ユウキ
田辺 ユウキ
1979年生まれ。関西を拠点に映画評論家としてレビューやインタビューの執筆ほか、また映画と音楽のプロモーターも務める。2014年に大阪市映像事業「CO2」プロデューサー就任。「大森靖子映画祭」「いずこねこ 最後の猫トーク」などイベント企画も行う。