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今宵も“飲まさる”北の酒場で(6) 小西 由稀


高い空が気持ちの良い北海道。※画像はイメージ -拡大写真-

ものごとには、必ず理由がある。
そう教えてくれたのは、アウトドアガイドの達人だった。
その達人と一緒に森の中を歩くというプログラムを取材していた時のこと。
木々の密度が薄くなり、少し開けて日が差し込む場所に差し掛かると、達人は足を止めた。

森の中に入ると、気持ちが安らず。※画像はイメージ -拡大写真-

もう20年も前のことなので、おぼろげな状況しか覚えていないが、周りに水辺はないのに湿地を好む樹種が育ち、しかもほかと比べて木が密生していないのは、昔この辺りに川が流れていたと推察でき、木々は当時の証人だというのだ。

今でいう「ブラタモリ」のネイチャー版のような話の連続に、ぐいぐいと惹き込まれた。惹き込まれた事実はよく覚えているが、具体的な内容は達人がおっしゃったこの言葉しか記憶にない。

「ものごとには、そうなった理由が必ずある。こういった環境はもちろん、価格が高い安いというのにも、背景に理由がある」。

折にふれ、この言葉を思い出す。食の価値、価格を考えるときは特にそうだ。
価格が安すぎても違和感を覚えるようになった。確かに生活には助かるし嬉しいが、「安く売ろう」という売る側の“その心”がどこにあるのか、を考える。素直に買いものをすれば良いものを、まったくいやらしい話である(笑)。

高価な食といえば、日本海側が漁期に当たるウニが、夏の旬だ。北の酒場でもウニを使った料理を目にするようになった。

バール「カンティネッタ サリュ」の夏のスペシャリティ「ウニの冷たいパスタ」 -拡大写真-

北海道(hokkaido)







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